1995.8.26〜27

●中の湯→焼岳→西穂高岳→奥穂高岳→北穂高岳→南岳→槍ヶ岳→上高地 約36時間

 一般登山は3泊4日ですが、日帰りランニング登山成功した(^。^)
 西穂高岳から奥穂高岳までには岩場でクサリが多くて、日本アルプスの中の縦走コースで一番難コースです。
 夜行、上高地に行く為にバス停の沢度で車泊。夜明け前に駐車が困らないようにスクーターバイク利用して、中の湯までに行った。AM3時55分、ヘッドライトを付けて山道へ入る。途中から朝焼けの焼岳の顔を出した。AM6時00分、ガスに包まれ、冷風に吹かれながら、焼岳に立つ。西穂高小屋までには昨日、雨上がりみたいなので、樹木帯の中を葉に濡れながら、湿った空気だった。西穂高小屋に着くと、登山客が意外、多い。
 これから、岩稜帯が増えて、登下降が厳しくなる。ガスがだんだん消え、太陽の顔が出す。Tシャツとランニングパンツ姿になり、ペースが上がる。AM9時17分、西穂高岳に着く。奥穂高岳は険しい岩壁がそびえている。本格的岩壁になるが、足元を注意しながら、素早く登っていく。展望が抜群素晴らしい。
 日本三大岩場と言われる穂高ですが、ジャンダルムを経て、ロバの耳は両側にスパッ切れて、高度感がある。奥穂高岳着12時13分。難コースが終わって、後ろを振り返って見ると、体を鍛えていないと、ここまで登れないから、強さを感じた。
 北穂高岳に経て、南岳までには連続岩場です。気を緩めないと危ない。空が青くなり、ちょっと良い雰囲気です。13時51分、北穂高小屋に着くと、4年前、ヨーロッパオートルートで一緒に登った小屋人に会う。色々話を弾む。大休止にとるが、脚の乳酸が溜まって、疲れが出る。
 へそにあるキレットを通過し、16時01分、南岳に到着後、疲れがピークになり、ペーズダウンしてしまい、懸命に18時16分、美しい夕焼けの最後の槍ヶ岳に立つ。
 登山客から1日でここまでに登れたの?信じられない顔で、素直にいい気分になる。
オレンジ色からだんだん濃くになり、星がきらきら輝く。ヘッドライトを照らして、分かりづらいガレ場の道印を見ながら、下る。夜中24時59分、上高地を経て中の湯に着く事が出来た。
 槍ヶ岳から中の湯までには長い感じたが、体力限界ぎりぎりトレーニングしながら、タイム短縮する事が出来、充実したランニング登山だった。

所要時間/コースタイム=21時間04分/36時間05分=0.58(短縮率)